1970年代中頃ブルマァクは、ハワイの市場調査をおこない、「ウルトラセブン」の、ハワイでのテレビ放送権と商品化権を取得し、現地の「菊テレビ」で放送をしたそうです。その時『ULTRA SEVEN』と英語表記のヘッダーも新たに作成し、一部のキャラクターは、スプレーカラーも国内の物とは違い、少々派手目なカラーリングで販売されました。ここでは、7体の特徴を通常版と比較しています。
今回の解説は、Quanto No.261(2010年8月号)取材時の、ブルマァク代表 鐏三郎氏の証言をもとに書いています。
注)下のカラーバリエーション比較は、代表的なバージョンで比較しているため、写真の物と違うバリエーションも存在します。
ミクラススプレーカラーがメタリックになり、青が股に、赤が両頬に追加。成型色も少し明るい。 |
エレキング青のスプレーが胸に1個多く、アンテナの付け根が塗装されていない。成型色も微妙に明るい。 |
ペガッサ星人緑がメタリックとなり、ブーツから腕、足に変更。銀と赤のスプレー面積が広い。目の金は、通常版は変色しやすいが、ハワイカラーは、変色しにくい金色の塗料を使用している。(写真は、黄色目のもの) |
メトロン星人胸の青、股の赤が緑のメタリックになり、足の青がすねの赤に変更。目は銀。(白もあり) |
イカルス星人スプレーカラーがメタリックになる。ヒゲ周りを中心に各部を銀で塗装。左右の足で上下に違うスポット塗装。これは、ブルマァク後期輸出版とされる、バラゴン、チャンドラー、ペギラなどにもみられる。 |
ガンダー緑のスプレーが少なく、目が銀。この中では、一番出現率が低い気がします。 |
ギラドラス背中の黄色の面積が広い。目が金。バージョン違いで、目が銀色の物や歯が金色の物、角の先が塗られていない物もある。 |
MADE IN JAPAN足裏には、「MADE IN JAPA」と書かれたシールが貼られている。 |
ハワイ輸出専用ヘッダー